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サンテレビ

泣く子も黙る阪神タイガース応援局。製作番組の大半をタイガースの野球中継が占め、ファンは足を向けて寝ることはできない。 他局に比べCMも短く、完全放送のため、投手が投げる1球たりとも欠かさず放送する姿勢は、他の地上波どこにも真似できないだろう。 解説陣は、かつては鎌田実や藤井栄治ら玄人好みのOBを取り揃えていたが、いまの専属の中田良弘ひとりで、朝日放送と兼務の福本豊、真弓明信、濱中おさむらがカバーする。

ごちゃごちゃ企画を入れようとする民放に比べ放送内容も地味ながら抜かりなく、はっきり言って「これでいい」。 勝った試合後のかっこいいエンディングはカット割りも完璧で、DVDにして売れるほど。

「熱血!タイガース党」を1999年から放送し、朝日放送の「虎バン」終了後はオフのテレビでの情報提供を一手に引き受けている。

アナウンサーは開局当時の土門正夫、西澤暲、松島武雄ら名人フリーアナを引き継いだ局アナ・谷口英明が引退した後も、エース湯浅明彦が異常な情報量で奮闘し、若手の橋本航介や村上昂輝もしっかり成長してきている。

中田良弘

中田良弘
経歴 阪神
解説スタイル 現役時代の実績はあまりないが、持ち前のノー天気なキャラで解説者の実績を積み、同時期に解説者になった伊藤文隆や工藤一彦がリタイアする中で、 それなりの地位を確立している。解説内容は主に投手の技術や精神面が多く、それほど緻密な考察はないが、素直でそつがない。 サンテレビ専属は今や中田しかおらず、貴重な存在となっている。
キーワード ハマのトラ(虎)ボルタ。ダンシングエース。足掛け4年で18連勝。良い方のナカダ。 85年以降低迷していたが、90年に突如復活し、リリーフで10勝。 関西独立リーグ・神戸9クルーズの監督として、ナックル姫(吉田えり)の獲得を進言する。 カレーにはうるさく、地方遠征のたびにご当地カレーを食べ歩く。